weaving

 

 

織物がすきだ。

 

綿花や麻、繭は解(ほど)かれ、紡がれ、糸になる。

そして、細い糸は、細い糸と織られ、布になる。

 

パタンパタン、と規則的に流れる音は

聞いていてとても気持ちがいいし、

少しずつ布になってゆく過程はずっと見ていられる。

 

 

カンボジアには、” クロマー/kroma ” と呼ばれる便利布がある。

スカーフにしたり、日よけにしたり、汗をぬぐったり。

時には荷物を包み、赤子までも包んでしまう。

「あ~使い切った~」と思うくらい使い込んだ後は雑巾に。

 

迷路のようなカンボジアの市場に一歩足を踏み入ると、

山ほど積まれたクロマーの隙間から、女の人がひょこっと現れ、

「おねいさん、スカーフ1枚、〇ドル~」となんて声を掛けてくる。

 

「はいはい~いいよ~もってるよ~」と言って通り過ぎることも多いけれど、

物色してみると案外お気に入りの配色を見つけちゃったりして、楽しいのだ。

 

市場に売っているクロマーは昔ながらのチェック柄が多く、

とっても安いので普段使いにはもってこい。

 

 

けれど、時間をかけて丁寧に織られた「特別な」1枚も欲しくなったりするもの。

 

「はぁ~ なんだこのかわいさとうつくしさ~」と悶(もだ)え、

すぐに財布の口を開いてしまうのがわたしの悪いところ。

 

シェムリアップの市街地から車やトゥクトゥクで30~40分くらいのところに

工房を構える「Krama YUYU」へ初めて訪れた時、その言葉通りに悶えた。

(プノンペンだと、AEONモールの中にあるニョニュムショップで購入できます)

 

 

織物のもう1つすきなところは、洗った後の干されている様子。

風を孕(はら)んで、爽やかに揺れる。その背景にはカンボジアがぴったりだと思う。

 



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